Column

さんぽびより #小谷実由さん #とんぼせんせい 2/2

 
NAOTスタッフが「一緒にお散歩したい!」と思った方と、ぶらぶら街を歩きつつ、話をしつつ、目に留まったものをパシャりと写真におさめていただくこの企画。
 
第3弾は、モデルの小谷実由さんとイラストレーターのとんぼせんせいに、東京・神楽坂周辺をぶらり歩いていただきました!
 
▷前編はこちら
 
◆プロフィール 小谷実由さん / とんぼせんせい
 


 

 
とんぼ:この公園、健康器具がいっぱいありますよ。「ペダルに足をのせ前後にゆっくり動かしましょう」。
 

 
小谷:…これ、絵的に地味じゃないですか?効いてるかもわからない(笑)せめて笑っときます!
 

 
ーところで、お二人は苦手な食べ物はありますか?
 
小谷:牡蠣です。2回あたったんです。味は好きなんですけど、もう無理…。
 

 
とんぼ:さすがに2回当たるとこわいかも。ぼくは磯臭いの苦手なんですよ。だからサザエとか、高級海鮮が苦手で。
 

 
小谷:わかる、磯臭いと不安になります。牡蠣を思い出して…また同じ運命を?って。
 
とんぼ:トラウマになってますね~(笑)牡蠣ってあたるとすごいですもんね。病院に運ばれたレベルですか?
 

 

 
小谷:そう、音が遠くなって、意識がわーってなって、病院で点滴して。
 
とんぼ:ひゃーこわい。
 

 

 
小谷:こういう動物の顔ってめっちゃこわいですよね。
 
とんぼ:焦点が合ってないですね。
 
小谷:ここにとんぼせんせいの顔( ´ ᴗ ` )描いちゃえばいいんですよ。器物なんちゃらになっちゃう?
 

 
*器物損壊になっちゃうので、後日写真に( ´ ᴗ ` )描いていただきました。
 

 
ー朝ごはんはちゃんと食べる派ですか?
 
小谷:しっかり食べます。パンが好きです!あ、でもご飯も好きです。どっちもいい。
 
とんぼ:でもおみゆさん朝起きるの苦手ですよね。
 
小谷:うん…でも、楽しみな美味しい朝ごはんを準備して寝ると、思い出してわりと起きれるの。
 

 
とんぼ:それはいいかも。楽しみな朝ごはんって例えば?
 
小谷:好きなパン屋さんでいっぱい買ってきて、パンパーティーを開催するっていう。
 
とんぼ:いいですね〜。
 

 
ー神社にやってきました。とんぼせんせいがお住まいの京都は、寺社仏閣が多いですよね。
 
とんぼ:はい、それしかないんじゃないかっていうくらい。
 
小谷:いいですよね、京都。旅行でも仕事でも行ったことありますよ。
 
とんぼ:喫茶店多いですもんね。
 
小谷:そう、ソワレとか。
 
とんぼ:そうそう、ソワレ、フランソワ、スマート…。純喫茶多いですよね。
 
小谷:ソワレのわりと近くにある、築地っていう喫茶店も良いですよ。
 

 
ーそもそも純喫茶ってなんでしょう。
 
とんぼ:昔からある喫茶店ってことなんですかね。昭和っぽい感じ?
 
小谷:そうだと思う。わたしは喫茶店の内装、世界観が好きなんですよ。食事とかよりも。
 

 
とんぼ:照明とかソファとか。
 
小谷:うん、だからコーヒーが美味しくなくても、お店の方の態度が悪くても全然いいんです(笑)
 
とんぼ:大阪にもいい感じのお店多いですよね。心斎橋の、アメリカンでしたっけ。
 
小谷:そうです。目の形の照明がある。
 

 
ー神社を出るとまた住宅街になりましたね。
 
小谷:ね、面白いお店ありますね。あ、あの壁、リボン可愛いですよ。頭につけてるみたいにできるかな?
 

 
とんぼ:かわいい(笑)すごい、何枚撮っても表情が違って素敵ですね!
 

 

 

 
小谷:ここパン屋さんだ。
 

 
とんぼ:パン屋さんなのに亀マーク。クリームパン、いいにおい。結構ずっしりしてますね。
 
小谷:うまぁ…
 
とんぼ:うま!
 

 
とんぼ:どうでした?今日のお散歩。
 
小谷:楽しかった!いい意味で、いつもとおんなじでした。
 
とんぼ:いつもルートは決まってますか?
 
小谷:ないです。
 
とんぼ:全然?気まぐれ?
 
小谷:うん、毎日違う。その方が、いろんなものが見えるかなって。撮影してる時と一緒で何も考えてないです。
 

 
ー散歩中、文章を考えることもありますか?
 
小谷:ないですねえ、文章は家で書きます。でも急に思い付くときは、できるだけその場でノートに書き込むようにしてます。
 
とんぼ:携帯じゃないんですね。
 
小谷:しょうがない時は携帯でも書くけど…。携帯だと、読み返した時にその時の熱量とか気持ちが全然わからないんですよ。手書きだと、文字の形とか筆圧でわかるから。
 
ーとんぼせんせいの作品も、最初は紙に手でイラストを描かれてますよね。
 
とんぼ:そうですね。自分のスケジュール帳も手書きにしてます。デジタルだとものとして残らないし、後から見返さなくなっちゃうんですよね。それがつまんなくて。去年の今頃何してんだろって見返すと、「こん時はあんま忙しくなかったんだな」とか「急に大変になったんだな」とか残るんですよ。修正液で直したり手間なんですけど、それも結構楽しくて。あえてアナログにしてます。
 
小谷:そのほうが頑張った感もありますよね。
 

 
小谷:とんぼせんせいのいつものお散歩は?
 
とんぼ:僕は時間があるときは毎日してて。同じコースです。
 
小谷:へ〜、それはなんで?
 
とんぼ:多分、決まったルートを毎日行くことが安心するタイプなんです。整理するというかリセットする意味でも、行動が決まってた方が落ち着く。朝起きて、メールチェックして、コーヒー飲んで、歯磨いて、洗濯して…っていういつもの順番があるんですよ。
 
ー小谷さんのご主人もクリエーターさんですが、どちら派ですか?
 
小谷:どっちだろ〜。でも決めないかも。何となく起きて、洗濯して、その後そのまま疲れた~って座って、夕方まで寝ちゃうとか、たまにあります(笑) もう4時!みたいな。
 

 
ーではここで、あなたにとって、お散歩とは?
 
小谷:余白!
 
とんぼ:お~!いい答えだ!ハードル上がっちゃった。
 

 
小谷:考え事もできるし、何か思いつくときもあるし、単にあ~楽しかったって満足してなんかやる気が湧いたり。かな!とんぼせんせいもどーぞ!
 
とんぼ:僕はやっぱ「心の整理」かな。落ち着きたかったり、考え事したい時に歩くことが多いので。いろんなもの見たりして、自分を整理整頓する時間かな。
 
小谷:つまり、おんなじ!
 
とんぼ:おんなじ!やったね!(笑)
 
小谷:みんな散歩した方がいいと思う!
 
とんぼ:ほんとにね。数学者とか、散歩したり身体動かしたりしながら考えるらしいですよ。パン食べおわっちゃった。美味しかった!
 

 
ー小谷さんも完食する勢いですが、食べ過ぎちゃった時とか、どうするんですか?
 
小谷:そりゃ、散歩じゃないですか?
 
とんぼ:うまい!(笑)
 
小谷:でも本当にそうだと思います。歩けばいいと思う。
 
とんぼ:家でゴロゴロSNSするのもいいけどね。
 
小谷:そう!でも歩いたら、またお腹空いて、食べちゃう。終わりがない(笑)
 

 

MALMO Matt Black
 

DENALI Matt Black 


 
◆小谷実由さん
ファッション誌やカタログ・広告を中心に、モデル業や執筆業で活躍。一 方で、様々な作家やクリエイターたちとの企画にも取り組む。昭和と純喫茶をこよなく愛する。愛称はおみゆ。
Instagram: @omiyuno
WEAR: @omiyuno


 
◆とんぼせんせい
「三本の線を引くだけでどこにでも現れる」をコンセプトに活動するイラストレー ター。
最果タヒ著「きみの言い訳は最高の芸術」や、スモール出版「DIALOGUE BOOKS」シリーズへのイラスト提供、ポニーキャニオンのキャラクターディレクションなどを 行う。その他、個展・グループ展・イベント出店・ワークショップの企画など多数。京都造形芸術大学情報デザイン学科専任講師。
個展 タンバリンギャラリー(東京)| 2018年9月11 日‒9月16日
山形ビエンナーレ2018「山のような100ものがたり」| 2018年9月1日‒9月24日
Instagram: @tombosenseition
HP: www.tombosensei.com
 
 
< さんぽびより|まとめ >