Column

さんぽびより #和田ラヂヲさん #和田美砂さん 1/2

 
NAOTスタッフが「一緒にお散歩したい!」と思った方と、ぶらぶら街を歩きつつ、話をしつつ、目に留まったものをパシャりと写真におさめていただくこの企画。
 
第5弾は、夏目漱石「坊っちゃん」の舞台にもなった情緒あふれる道後温泉周辺が舞台。愛媛県在住のギャグ漫画家・和田ラヂヲさんと、「朗 -Rou-ジャム製作所」のジャム作家・和田美砂さんにぶらり歩いていただきました。
 
全然違ったフィールドで活躍されているお二人は、実生活ではなんと長年連れ添ったご夫婦なのです!ギャグ漫画家とジャム作家。ノスタルジックな温泉街を行く、ちょっと変わった仲良しご夫婦のお散歩トーク前編、どうぞお付き合いください。
 


 

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ラヂヲ:カメラの方むいたほうがいい?
 
ー自然体で大丈夫ですよ。
 
美砂:なんかカメラマンて感じやねえ。緊張する〜。
 
ラヂヲ:いや感じやなくてどう見てもカメラマンやろ。声も録るんですよね?おれ滑舌悪いからなあ…大丈夫かな…。
 
ーラヂヲさんのラジオを拝聴してますが、なんの問題もないと思います!
 
ラヂヲ:え、聴いてんの?そもそも俺なに喋ってるっけ。記憶ないわ…。あ、鬼瓦。
 

 
ラヂヲ:これは撮らないかんやろ。
 

 
ラヂヲ:これが本当の鬼瓦やなあ。
 
ーラヂヲさん、撮るペースが早いですが、漫画の資料を撮ったりで、やはりカメラに慣れてらっしゃるんですか?
 
ラヂヲ:いや、全く。だってまず背景を描かないもん(笑)
 

△背景のないラヂヲさんの漫画(「くつラヂヲ」より)

 
ー確かに…!細かい書き込みをされてるイメージがあまりないですね。
 
ラヂヲ:昔から描くのは好きやったんですけど、背景はできれば描きたくないなあ。
 
ー好きなアニメのキャラクターや、影響を受けた漫画などはありますか?
 
ラヂヲ:あんまりないけど、特撮かな。ウルトラマンは見てましたね。特に怪獣が好きで。
 
美砂:私はちょうど世代だったので、リボンの騎士ですかね。
 
ーおふたりともわりとメジャーどころを押さえてらっしゃる。
 

 

△身長差約30cm
 
ー愛媛での生活は車移動が多いですか?
 
ラヂヲ:うん、旅行もだいたい車です。広島やったらフェリーも使うけど、関西、京都・奈良までなら車で行くなあ。ほとんど僕が運転します。
 
美砂:私も運転するんですけど、大丈夫そうなとこだけするって感じで。私の運転がどうも…。
 
ラヂヲ:そやな。信用してない(笑)
 

 
ーラヂヲさんは京都の大学で先生されてましたよね。その時も車で?
 
ラヂヲ:先生してたんは1年間だけですが、そん時はJRの新幹線使って岡山経由で。家から大学まで6時間かかってたので、大変でしたね、あれは。
 

 
ーこれはなんですか?
 
ラヂヲ:湯玉(ゆだま)。温泉が出るとこの上に置く石やね。
 
美砂:お湯の玉の形なんかな。道後温泉ではよく見ますよ。
 

 
美砂:道後温泉本館は7年くらいかけて改修するらしくて。最初は全部クローズして改装する予定だったんですけど、2期に分けて徐々にやっていくみたいです。工事が始まったら入れなくなる場所もでてくるから、入湯するなら早めが良いですよ。
 
ラヂヲ:そうそう。県外から友人が来たら一緒に入ったりで何回も入ってますが、わりといいです。
 

 
ラヂヲ:ちなみにあの看板、映画のセットをそのままつけたやつで、なんちゃってですよ。
 
美砂:そうなんや、知らんかった(笑)
 

△ラヂヲ「どうでも良い話なんですけど、近くにあるこのビル、横から見たら想像より薄いんですよ」
 

 
ラヂヲ:この坂の頂上に登ったら風呂屋の全景が見えて、ほら、上から見たらすごい複雑で迷路みたいになってるでしょ。なかなか絵に描けないんですよ。
 
ー描こうとトライされたことあるんですか?
 
ラヂヲ:いやないですけど(笑)
 

 
ラヂヲ:あの白鷺がとまってる一番高い屋根があるじゃないですか、その下の赤く見えるんが、舶来のギヤマンガラスでできた障子。で、その中が太鼓なんかがある部屋になってます。
 
美砂:明かりが灯ったら綺麗なんですよ。
 
ー夜景も良さそうですね。この辺りは鷺が有名なんですか?
 
ラヂヲ:昔、怪我した白鷺がお湯に浸かって治したらしくて。伝説ですね。あ、おい、薄いビル撮った?
 
美砂:あ、撮っとくね。
 

△ラヂヲ「本当に薄いでしょ」

 
ラヂヲ:松山は掘れば温泉が出てくる土地らしくて。湯は無色透明でさらさらしてて、パッと見なんでもない感じなんですけど、でもポカポカしてくるから結構いいんですよ。…普通の湯でもそうか(笑)
 
美砂:確かに濁りとかはないですけど、いいお湯ですよ。
 

 
美砂:インスタ映えスポット。ここは縁結びの神社なんですよ。
 
ラヂヲ:これが?湯玉やん。奥にバランスの悪い像があるんです。
 

△ラヂヲ「ちょっと僕に似てるやろ」
 
ーラヂヲさんはツイッター派なイメージでしたが、インスタもされていますよね。
 
ラヂヲ:うん、乗っかってみたんやけど。…もう、ちょっとええかなって思ってます(笑)
 
美砂:ここが伊佐爾波(いさにわ)神社です。ここも縁結びにご利益があるらしく、結婚式をあげるカップルもいるみたいです。
 

 
ラヂヲ:おー135段!
 
美砂:階段の上、神社の裏側へは車でも登れるんですけどね。その裏側にテニスコートがあって、高校の時にはこの階段をすごくよく走ってました(笑)駅からテニスコートまでダッシュして。
 
ー今の柔らかい雰囲気からは想像がつきませんが、体育会系だったんですね!ラヂヲさんは何か部活されてましたか?
 
ラヂヲ:部活には入ってなかったな。絵を描くのも好きではあったけど、部活としてはやってなかったです。漫画を始めたのもそれこそ結婚してからだし、それまではなーんもやってなかったですよ。
 

 
ーあ、今日は靴下の色も合わせてきてくださったんですね!素敵です。
 
ラヂヲ:いや偶然です(笑)
 

 
ラヂヲ:なんか風水的に良さそうなところやな〜。
 

 

 
美砂:景色もいいんですよ。道がまっすぐ一本通ってるのが見えて。昔は綺麗だな〜とか思ったことなかったけど。今見るとええとこやねえ。
 
ラヂヲ:それも思い出やね。後ろ、階段危ないよ。
 

 
ーおふたりとも愛媛県以外に住まれたことがないと聞きましたが、ほかに住んでみたい所はありますか?
 
ラヂヲ:ちょっと東京にいましたけど、いや〜、特にないかな〜。
 
美砂:特別こだわりがないかもねえ。
 
ーそうなんですね。では愛媛の良いところを教えてください!
 
ラヂヲ:なんだろ、…生活…しやすい?
 
美砂:特にこれってね。なんやろね。…うんでも、生活はしやすいね。
 

 
ー意外と堅実なお答え。ではそんな生粋の愛媛県民が勧める、オススメ手土産はなんですか?
 
ラヂヲ:ポエムですかね。
 
ーポエム?食べ物ですか?
 
ラヂヲ:なんて説明したらええんやろ。母の恵みの夢の味、と書いて「母恵夢(ポエム)」。
 
美砂:県外の人はあんまり知らないんかも。洋風のおまんじゅうって感じで、美味しいですよ。
 

 
ーラヂヲさん、今日一緒に歩いていると、街中で自分でお題を見つけてボソッと突っ込んでらっしゃいますね。一人で大喜利されてるような…。
 
ラヂヲ:それはもうダメやろ!病気やん(笑)
 
美砂:(笑)
 

 

手前/OLGA Matt Black 奥/DENALI Matt Black
 
 
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