Column

さんぽびより #芦沢ムネトさん #中村優さん 2/2

 
NAOTスタッフが「一緒にお散歩したい!」と思った方と、ぶらぶら街を歩きつつ、話をしつつ、目に留まったものをパシャりと写真におさめていただくこの企画。
 
第6弾は、おしゃれなレストランやカフェが立ち並ぶ東京・中目黒が舞台。「住みたい街」ランキングにもランクインしたことのある街を歩くのは、人気キャラクター「フテネコ」の作者でもあるお笑い芸人の芦沢ムネトさん(パップコーン)と、タレントの中村優さんです。
 
▷前編はこちら
 


 

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ー芦沢さんは、以前インタビューで「音楽フェスでノれない」っていうお話をされてましたよね。
 
芦沢:ノれないっていうか…なんてゆーか苦手なんです。
 
中村:何が?
 
芦沢:こうやってる人たち(笑)
 

 
芦沢:もう聞いてねえじゃんって思っちゃって。いや聞いてんだろうけどね!なんとなーく、ツイッターで「俺のこと見て」って騒いでる人たちを見てるような気持ちになるの。
 

 
中村:それぞれ楽しみ方はあると思うけどね(笑)自己顕示欲みたいなものが見えちゃう感じ?
 
芦沢:そう!俺の穿った見方なんですけど、「俺を見て」の動きに見えてきちゃうの。あと日本の人って、ノり方を揃えちゃうじゃん。一緒の動きをするイメージ。
 
中村:つまり、もっと自由でいいじゃん、と(笑)
 
芦沢:そう!ノろうとしてノるんじゃなくて、好き勝手にやればいいのになって。
 
ー芦沢さんがノったらどうなるんですか?
 
芦沢:これです。最高潮これ。
 

△中村「ちょっと揺れてる(笑)」
 
芦沢:なんで俺こんなにフェスの盛り上がり方に文句をつけてるんだろう。全然穏やかじゃない散歩になっちゃった(笑)
 

 
ー多感な学生時代、コンプレックスは強かったですか?
 
芦沢:コンプレックスなんかめちゃくちゃありましたよ。
 
中村:10代の頃ってなんであんなに人の目が気になったんだろうね。
 
芦沢:意外、中村さんもあったんだ。
 
中村:基本的な人間性は今と変わってないけど、それでもやっぱり、「これしたら恥ずかしい」とかすごくあった。
 
芦沢:人に見られるのがすごい嫌な時期はあったな。自意識が爆発しそうな時期ってあるじゃないですか。高校1年生くらいの。「俺の服だけダサいんじゃないか」「っていうか髪型もだせえ!」って。
 
中村:全部が恥ずかしい気になってきちゃうんだよね。
 

 
芦沢:高校に行く途中にゆるい坂道があったんだけど、誰よりも早歩きで歩くのにこだわってた。
 
中村:謎の自意識(笑)
 
芦沢:中学の頃は、靴履く時になんかこう…スキップしながらナチュラルに履く、っていうのを、すげえカッコつけてやってた。
 

 
中村:なにそれ!(笑)
 

 
芦沢:こういう感じで、颯爽とかかとまで履いてくみたいな。誰かそれを見て、「あ、あいつカッコよく靴履いてる」と思ったら良いなと思ってたの。
 
中村:ピンポイントなシーンだな!
 
芦沢:その瞬間を好きな人に見て欲しい、みたいな。あー。それがきっとこう、あのノリの踊りに…。
 
中村:なるほど、見て欲しいっていうね。繋がった(笑)
 
芦沢:だから結局はみんな似たようなものなのかもしれない。
 


 

 
ーそんな自意識の強い青春時代を過ごしたお二人が、人に見られるお仕事についたきっかけは何ですか?
 
芦沢:やっぱり結局は目立ちたかったんだと思います。目立ちたいからこそ、自意識が強くなる。
 
中村:私は目立ちたい、とはちょっと違うけど、ステージに立ってキラキラしてる人を見て憧れてました。元々、小学生の頃から浜崎あゆみさんが大好きで。
 
芦沢:あ、そこからなんだ!
 
中村:そう、夢を見させてもらったから、そういう人は素敵だなって。ああいうキラキラした世界に行きたいって思ってたから、私はとにかく奈良を早く出たかった(笑)今は奈良の良さもすごくよくわかるんだけどね。
 

 
中村:だから高校入試に受かったあと、受験勉強に向けてたエネルギーを持て余して、さて何しようと思った時に「そうだオーディション受けよう」と思って。
 
芦沢:すごい、なにそれ!歌のオーディション?
 
中村:その時は「今だ」と思ったんだよね。そのオーディションはだめだったけど、デビューするきっかけには繋がって。考える間もないというか、すごい勢いだった。すぐにでも高校をやめて東京に出たかったけど、親が「高校だけはちゃんと出ろ」って。
 
芦沢:それでもだいぶ優しいご両親だと思うよ。
 
中村:一応、自分がやりたいことは尊重してくれる家だったから。そこからは流れるように、今に至る。
 

 
芦沢:俺は高校の時はあんまり目立つようなことはしなかったかな。一応バンドはやってたけど。
 
中村:バンドで何やってたの?
 
芦沢:ギターボーカルだったんだけど、めっちゃ楽器うまかった清水くんてメンバーが、クラプトンとか渋めの音楽が好きでね。やりたいって言う音楽が、ことごとく歌がないの(笑)
 
中村:ギターボーカルの存在が…。
 
芦沢:音楽が好きな人って、ギターと一緒に寝るくらい、ほんともう年がら年じゅう楽器弾いてるじゃん。俺はそこまで好きじゃないなと思っちゃって。あと、歌いたいことがないことに気づいた(笑)
 
中村:自分はそっちの人間じゃない、自分がやる必要がない、て気づくときあるよね。
 
芦沢:ね〜。自分の周りにいなかった変わった人に会ってみたくて、大学は美大に行きました。
 

 
ー優さんがマラソンを始めたのはどういうきっかけですか?
 
中村:一番初めはホノルルマラソンだったんですよ。この前3回目の参加をしてきたんですけど、最初は「ホノルルを走る」っていうのだけを目標にしてて。自分の中で一大イベントだった。今はゆっくり走ってるけど、その時は目標タイムを決めてたから、目標タイム達成した時は嬉しかったですねー。
 
ーではその後も続けて来られたモチベーションは?
 
中村:しばらくは、有言実行の達成感をネタに走ってた感じです。20代前半は結構モヤモヤすることも多かったので、スッキリしたくて走ってたところもありますね。走ってる間は考えがまとまるし、ポジティブになれる。
 
芦沢:わかる、あと、音楽が耳に入ってくるんだよな。
 

 
ー走ってる間におすすめの曲はありますか?
 
芦沢:NakamuraEmiさんめっちゃ聞いてました。「やまびこ」とか。応援されてる感じ。以前この企画(さんぽびより)に出られたんですよね?偶然ってすごい(笑)
 
中村:マラソンとNakamuraさんいいな、やってみよう。
 
芦沢:バキバキのロックとかでなく、最近はああいう雰囲気が好きだなって思います。結局、親父が車の中でかけてたようなのが好きなんだなって気づいた。ちょっと昔っぽい曲。胎教みたいに染み付いてるなって。
 
中村:胎教でいうと、うちは両親ともにブラックミュージックかも。
 
芦沢:胎教かっこいいな!
 
中村:いま自分で聞くのはまた違うけどね。この間帰省した時もお父さんが「俺はブラックしか聞かへんのや」って言ってた(笑)でも車でドライブする時によくかかってたのは、B’z、スピッツ、マッキー…サザンとか。懐かしさもあって、なんか特別に聞こえます。
 


 
ー最後に、あなたにとってお散歩とは?
 
中村:自分の気持ちを整理する時間ですね。走ることにも近いけど、走るのってウェア着てシューズ履いてってしないとなかなか始めなくって。歩くのはどこでもいつでもできる。満員電車が苦手だから移動手段でもあるけど、移動をただの移動じゃなくしてくれる。思考がはかどるよね。
 
芦沢:余白、スペースですね。白紙があったとしても、びっしり描いちゃうんじゃなくて、余白が欲しいじゃん。日常のなかでわーってなってるところに、ちょっとゆとりをくれる。
 
中村:いっぱいっぱいになって良いことないもんね。
 
芦沢:色々あって、まっすぐ帰るのやだな〜なんて思ったり。歩きたくなるってそういうことじゃん。
 
中村:わかる、歩いてるとニヤニヤしてくる(笑)ルンルンしてきちゃったり、誰かに電話しちゃったり。家でいる時の電話ってスピーカーにしちゃうけど、散歩だと手で持つから疲れちゃって、左右で持ち替えたりして。
 
芦沢:あんなに走れるのに手はすぐ疲れちゃうんだ(笑)あと仕事柄、音楽をたくさん聞くんですけど、外で聞いてやっと意味のわかる音楽ってたくさんあるなと思います。
 

 
中村:いま引越しを考えてるんですけど、近所にいい散歩コースがあればいいな。なんてことない住宅街も勿論いいんですけど、木がある公園とか、緑道とか、あとはコーヒー屋さん。ポイント毎にそういうのがあったらいいよね!
 
芦沢:たしかに喫茶店は大事だな~。家で仕事できないからな。家だとサボっちゃうんだよね。
 
中村:そうそう、いつも、この人がいるカフェがわかってるから、ここに行けば会えるって、何も連絡せずに行って、あ、いたってやってます(笑)
 
ーもはや幼馴染みたいなおふたり。素敵なお散歩ありがとうございました!
 
 

 

奥/GLACIER Taupe Suede(廃盤)
手前/KEDMA Chestnut(廃盤)
 
 
 
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