Column

さんぽびより #夏目知幸さん(Siamese Cats) #anccoさん 1/2

 
NAOTスタッフが「一緒にお散歩したい!」と思った方と、ぶらぶら街を歩きつつ、話をしつつ、目に留まったものをパシャりと写真におさめていただくこの企画。
 
第8弾はレトロな喫茶店や飲み屋さんが立ち並ぶ、中央線沿線の阿佐ヶ谷駅周辺が舞台。文学やジャズや映画館など、カルチャーが生活に根ざしている阿佐ヶ谷周辺を歩くのは、4人組バンドSiamese Catsのギターボーカル・夏目知幸さんと、イラストレーターのanccoさん。
 
穏やかな春の1日に、話題の二人が見つけた景色とは?
とりとめのない会話のなかにもゲストの日常が垣間見える…ような気がするお散歩トークの前編、どうぞお付き合いください。
 


 

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ー今日の服装、ペアルックみたいですね!かわいいです(笑)
 
ancco:笑っちゃってるじゃないですか。靴下の色まで揃ってるんですよ。何にも打ち合わせしてないんですけど…。
 
夏目:与えられた衣装みたいだよね。このトレーナーじゃなかったら、ほんとそれくらいの細さのボーダーを着てくるとこだった。しかもちょっと首丈が高いやつ。
 
ancco:流石にそれはちょっとやばいですね。今でさえ漫才コンビっぽいのに。ジャケ写用に着てきたみたいな。
 
夏目:ね、CD出す?
 

 
ーanccoさんは何か楽器できるんですか?
 
ancco:今はやってないんですけど、大学の時に軽音サークルに入ってて。めちゃめちゃ黒歴史です。
 
夏目:なんで黒歴史?(笑)楽器は?
 
ancco:ドラムなんですけど、初心者だったんでエイトビートしか叩けなくて。
 

 
夏目:十分じゃない?
 
ancco:いやもう肩はガチガチだし必死だからめっちゃ真顔で、全然楽しめてなくて、ただただエイトビートを叩き続けるマシーンみたいになってて…。周りも「あいつはヤバイぞ」って。よくやってたなって感じです。
 
夏目:4年間続けたの?
 
ancco:結構体育系のノリだったのでついていくのが大変で、合宿とかでお金もかかるのが辛くて…1,2年で「何やってんだって」思ってやめました。
 
夏目:辛いのはやだね〜。
 

 
夏目:この神社、結構強い神社なんだよ。パワースポット。
 
ancco:へ〜初めて来た。
 
夏目:俺も久しぶり。あれやりましょうか。
 

 
ーちゃんと手洗いする派ですね。
 
夏目:します!神社とか好きなんですよ。
 
ancco:えっと…まず…。
 
夏目:まず右手で、つぎ左手洗って、ちょっと口洗って、最後手を洗うってかんじで俺はやってるよ。
 
ancco:私あんまりやらないかも。え、これってがっつり口洗って大丈夫ですか?
 
夏目:そんなにがっつりはしないでいいかな(笑)あ、ハンカチ使う?
 

 
ancco:これはもしかしてSiamese Catsのグッズ?
 
夏目:いや「naru」っていう浜松の蕎麦屋の手ぬぐいです(笑)
 
ancco:へ~こうサッと手ぬぐいが出てくるのがかっこいいですね。
 
夏目:いや、俺すっげえ汗っかきなんですよ。辛いものとか熱いもの食べると一瞬で汗が吹き出るんで。だからハンカチとかは大体いつも持ち歩いてます。
 
ancco:確かに前一緒にカレー食べた時、もうビッシャビシャでしたよね。顔洗ったのかな、みたいな感じで。あ、桜きれいですね〜。
 
夏目:相当いいね〜。ちょっと観光写真撮るからそこ立ってみて。
 

 


 
ーおふたりの出会いのきっかけはなんだったんですか?
 
ancco:私はもちろんSiamese Catsの夏目さんとして知ってて。たぶんだんだん話すようになったのは、夏目さんが私が当時働いてた高円寺の「ガイジン」って古着屋に来てくれてたっていうのはあるかも。
 
夏目:よくフライヤー置きに行ってたもんね。そこの他のスタッフさんとも知り合いだから。
 
ーなるほど。anccoさんは色々なミュージシャンの方とお仕事されてますけど、お仕事相手としてのSiamese Catsはどんなかんじですか?
 
ancco:こだわりがしっかりありますね。ちゃんと思ったことを言ってくれる。
 
夏目:なんも言わないよりいいかなって。
 
ancco:そうですね、言ってほしい。私いつもすごい悩んじゃうから。放っとくと何やっても時間かかっちゃって。
 
夏目:たしかに、バタバタしてるバタコさんってイメージある(笑)
 
ancco:そう、バタコなんです。夏目さんは結構ばしっと言ってくれるから助かります。
 

 
ancco:結構盛り上がってますね、神社グッズ。ていうか今すでに夏目さんの黒リュックについてるタヌキのキーホルダーもかわいいですよね。
 
夏目:あ、いいでしょ?どこにつけようかずっと迷ってたんだけど、ちょうどこの洒落たリュックをもらっちゃって。ベストなところを見つけちゃったのよね。
 
ancco:タヌキがオシャレに見える。
 
夏目:「無事カエル守り」も、ありだなこいつ。これでどこにツアー行っても無事カエれる。タヌキの横につけよう。
 


 


 
ancco:旅行先じゃない所でカメラをバシャバシャ撮るの、なんかちょっと恥ずかしいもんですね(笑)
 
ーイラストの素材で普段の風景を撮ったりされますか?
 
ancco:あ〜…撮ったほうがいいですよね…(笑)友達は結構ちゃんと素材を撮ってたりするので、私もちゃんと自分の足を使ってピックアップしたものを使った方がいいな、とは思うんですけど…。基本はやっぱり普段見てるものが反映されちゃってるのかもしれないです。あと、7・80年代の古い資料を見てインスパイアされたりもします。
 
ーなるほど。室内のモチーフが多い印象ですが、普段見ているものというのが関係しているんでしょうか。
 
夏目:たしかにないね、外の絵。
 
ancco:たしかに!室内が多い。うん、そうだな…たしかにな…!
 
夏目:なに?なんか閃いたの?(笑)
 
ancco:うん、ちょっと外に向かってみます(笑)

 

 
ーよくモチーフに犬が出てきますけど、それも実際に飼われてたんですか?
 
ancco:実家でグレートピレ二ーズを飼ってました。白熊みたいなやつ。父が酪農家してるので乳牛を飼ってるから、牧羊犬みたいなかんじで。
 
夏目:え、酪農家なんだ!すごいね。
 
ancco:そうなんです。だからまんま「ミルク」っていう名前の犬で。
 
夏目:かわいい。anccoどこ出身だっけ?
 
ancco:茨城の里見村っていう何にもない村です。今は合併して市になったんですけどね。すごい田舎だったから、都会とか、阿佐ヶ谷とかで育った小学生はすごいなって、どうなるんだろうって思います(笑)
 
夏目:ね、都会だよねー。っていうか、今日くしゃみしてない?花粉症?
 
ancco:そうなんです、夏目さんは違いますか?
 
夏目:うん、俺なんもないんだよね。
 
ancco:私もともと山の村の杉だらけのところで育ったし、家畜を飼ってた人は大丈夫って言う噂を聞いてたんですけど…。もう左ッパナが大変です。撮影的にアレなんで、もしきらめいてたら言ってくださいね!
 

△そう言って微笑むanccoさん
 
夏目:でも俺肌はたまに荒れるかも、花粉で。一日中外にいたりすると頰の辺ガッサガサになる。
 
ancco:それ、皮膚花粉ですよ。今年色んな症状で花粉症デビューする人が多いらしいです。
 
夏目:そうなんだ。うちのギターの菅原なんか今年、粘膜の花粉症発症して喉が痛くて歌えないって言ってるんだよね。
 
ancco:私も今年から肌すごい痒くなっちゃって、注射打ちましたもん。
 
夏目:ほんと?大変じゃん!
 

 
ー歌手の方だと特に喉は辛いですよね。自炊などで体調管理されてますか?
 
夏目:昔はしてたんだけど、最近はめんどくさくて自炊を全然しなくなっちゃって。
 
ancco:普段はなに食べてるんですか?
 
夏目:だいたい蕎麦。俺よく思うんだけど、ランチタイムって3時には終わっちゃうじゃん。でも俺12時とかってお腹空かなくて…3、4時くらいが一番お腹空かない?だから昼に食べないで3時くらいに食べたいなって思うと、蕎麦屋くらいしか空いてないんだよね。
 
ancco:えー12時にお腹空きますよ!朝ごはんは何時ですか?なに食べます?
 
夏目:うーん、8時くらいに起きて、クッキーとかフィナンシェ食べて、コーヒー飲む。
 

 

 
ancco:意外。かわいい系ですね(笑)トースト焼いたりしないんですか?
 
夏目:焼かなくなっちゃった…。
 
ancco:それでよく3時までもちますね〜。
 
夏目:うーんもつ。そうすると夜は9時ごろにお腹空くんだけど、お酒飲んでなんかつまんで寝ちゃう、の繰り返し。おじいちゃんみたいになっちゃってる(笑)
 
ancco:うわ〜痩せていくやつだ~。
 
夏目:そうなんだよね。でも体は楽。食べるという呪縛から解き放たれたかんじ(笑)
 
ancco:それはめっちゃ羨ましいです!私は未だ呪縛の中にいますよ。
 
ー細いじゃないですか…!
 
ancco:いやいやいやいや。でも結構自転車で消化してるかもしれないです。昨日も両国から永福町まで1時間40分くらい漕いでました。最後はちょっとしんどかったですけど。
 
夏目:さすがにね。
 
ancco:でも普段から3~40分の距離だったらチャリ移動してますね。夏目さんはライブの時も同じ食生活ですか?
 

 
夏目:あーライブとかツアーの時は、ライブハウスに弁当が届くので、それ食べてますね。だからツアーって太るんだよ。しかもライブで2時間歌うと流石にお腹すくし、終わったらビールも飲みたいし。あと旅先って意地はるじゃん。「ここに来たなら絶対これ食べなきゃ」って。
 
ancco:それはなる。絶対なる。
 
夏目:で、意地はってるうちに太っていく。
 

 
ancco:その繰り返しでちょうどいいところに収まっているわけですね。いいな。
 
ーanccoさんは普段自炊ですか?
 
ancco:どっちもありますね。最近自分のなかで南インドが来てるので、家でもビリヤニを作り出しちゃって。
 
夏目:すごい!筒から出すの?
 
ancco:え、筒!?そんなすごそうなのは使わないです!普通に無水鍋で。スパイスもホールじゃなくて粉末のやつを調合してるんですけど、でもスパイスって中毒性があるから…。ご飯は太るからいつもは抑えめにしてるんですけど、インドのバスマティライスは軽いしおいしすぎるから、食べ過ぎちゃうんです。しかももう、ビリヤニのことを考えだすとビリヤニのことしか考えらんなくなっちゃって…!
 
夏目:わかる。それがスパイスだよね。狂っていく。
 
ーそうなんですか?(笑)
 
夏目:うちの菅原もカレー好きでよく食いにいってるけど、もう狂ってるもん。あ、この飲み屋ね、朝8時までやってるの。この辺で酒を飲む人が行き着くところ。
 

 
ancco:名前もやばいですね。だんりゅう。
 
夏目:そう、ここに行き着くともう帰れないらしい(笑) 幸か不幸か俺は入ったことないんだ。連れて来られそうには何度もなってるんだけど。
 
ancco:そんな中毒性が…。阿佐ヶ谷、ほんとにヤバいお店多いですよね!夏目さんはよく阿佐ヶ谷から抜け出しましたね(笑)
 
夏目:うん、この辺だと今はもう知り合いがやってる店しか行かない。rojiっていう店なんだけど。
 

 
夏目:あ、あそこは東京で一番空いてるタピオカドリンクのお店です。阿佐ヶ谷でだけはタピオカといえどめちゃめちゃ空いてんのよ(笑)
 
ー奈良のうちのお店の近くにも一軒だけあるんですけど、流石に流行ってますよ(笑)
 
ancco:なぜ阿佐ヶ谷は…。あ、でもちょっと並んでますよ!
 
夏目:阿佐ヶ谷でもやっと流行り出したかな?
 
ancco:原宿とかもうやばいですもんね。人が外に溢れ出してて。
 
ーおふたりはお好きですか?
 
夏目:好きですよ。でももともと台湾で飲んでたから、わざわざ日本で飲まなくてもいいかなって。
 

 

△夏目さんオススメの喫茶店
注) タピオカミルクティーのお店ではありません

 
ancco:この間、夜に原宿にいた時にめっちゃ空いてたから入ってみたんですけど…。台湾の方が美味しい気がしますよね。
 
夏目:うん、そんな気がするよね。
 
ancco:台湾のタピオカはもっと大きくて味が濃くてもちもちしてた気が…。
 
夏目:わかる。
 
ancco:台湾では、おじさんのロゴのタピオカミルクのお店があって、そこでは鍋で大量のタピオカを煮てるんですけど。
 
夏目:知ってる、きたないとこでしょ?(笑)黒糖の。
 
ancco:そう!そこがもう本当に美味しくて!熱々のミルクを氷で冷やすんですよ。そのあと台湾で普通のチェーン店に行ったら。「浅いタピオカだな」って思っちゃって…。
 
夏目:わかるわかる!あそこうまいよな〜…。
 
ータピオカについて意外と熱い想いがありましたね(笑)
 

△夏目「ここも超最高よ」
 

手前/CECILIA White 奥/GLACIER Taupe Suede(廃盤)
 
 
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