NAOT JAPANが「一緒にお散歩したい!」と思った方と、ぶらぶら街を歩きつつ、話をしつつ、目に留まったものをパシャりと写真におさめていただくこの企画。
第18弾はテレビ番組の構成作家、ラジオパーソナリティーに加え、掃除能力検定士や名誉トイレ診断士などのマルチな顔をもつ、お笑いコンビ「どきどきキャンプ」佐藤満春さんと、自身のバンド活動に加えて、他のアーティストへの楽曲提供や、愛猫との生活をまとめた本の出版なども手がけるシンガソングライターの山田稔明さんのおふたりに、夕暮れの有楽町を歩いていただきました。
おふたりは、世界で唯一のトイレバンド!「サトミツ&ザ・トイレッツ」のメンバーとして、音楽活動を一緒に行う仲でもあります。有楽町を歩きながら、どんなお話が聞けるのでしょうか。
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ー今日は有楽町に来ました。おふたりはこの辺りはよく来ますか?
佐藤:仕事では来ますけど、ゆっくり歩いたりということはないですね。それこそ、喫茶店で仕事したりっていうのはあります。
山田:僕は、まったく馴染みがないね〜。だから、今日は楽しみです。
佐藤:あ!ここ、よく来ます。「GESHARY COFFEE」です。仕事をしたりとかで。
山田:へ~、綺麗だね。Wi-Fi環境も完備だし。
佐藤:良いカフェなんですよ。コーヒーが美味しいです。もともとは普通のチェーン店だったんですけど、その時代からけっこう来てて。あとは「ルノワール」もよく行きますね。
ーカフェで仕事…なんだか大人ですね!
佐藤:そうですね、僕たちもう大人ですからね。
山田:そりゃもう、最初のデートで手を繋ぐってね。
佐藤:ははは(笑)
ー手を繋ぐ?
佐藤:僕と山田さんの共通の友人に「彼女ができた」っていう話なんです。その経緯をずっと聞いていて。
山田:それでね、はじめてのデートで、「手を繋いだ」っていう話なんですよ。
佐藤:「はじめてのデートで手を繋ぐか?」問題、ありますよね。
ーおふたりは、どちら派なんですか?
佐藤:いや~、無理ですね。繋げないんじゃないですか。
山田:そうだね、なかなかね〜。
ー「手を繋ぐ」くらいだったらあるのかな?という気もします。
佐藤&山田:いやいやいや〜〜〜!
佐藤:ちょーーー怖いっすよ。
山田:だって、ご飯食べに行ってるだけ、とかだとね。
佐藤:そうです。事前確認が足りなくないですか?
山田:それに、やっぱり違うかも…って思ったとき、戻れないもんね。
ー確かにやっぱりいいやって、できないですもんね…。
佐藤:なんか、最初に「お試し期間」っていうのがあって。
山田:そうなんだよな~、そういうのも大人なんだよな~。
佐藤:大人から付き合うとそういう感じなんですかね?
ー「お試し期間」ってなんですか…?
山田:「ハッキリ言ってないけど」ってやつね。
佐藤:言ってはないけど付き合ってる感じの雰囲気。お互いほぼほぼ付き合っている感じのやつです、でもハッキリ言ってはいないお試し期間。いや~、僕たちは今後一生ないわけですよ。
ーこのあたりはアンテナショップが多いですね。
佐藤:多いですよね。
山田:僕は佐賀県出身だから、こういうところに来ると「めっちゃ東京だな」って思う。
佐藤:こういうインスタントカメラ、また流行ってるんですよね。高校生の頃、サッカー部の友達との思い出をたくさん撮って。うちの部活はマネージャーとかいなかったんで、クラスの人気者の子が後ろに写るくらいの構図で写真撮るみたいなのが流行りましたね。時代ですね。
山田:今考えると盗撮だよね。やばいですよ。
佐藤:本当にそう。
山田:ここは基本的に働いている人たちが帰りに寄る感じですかね。
佐藤:新橋は特にそうですよね。
山田:あ、青森のアンテナショップがある!
佐藤:ソフトクリームとかもある。めっちゃ美味しそうだな…。買おう!
山田:僕はイカのお土産、買おうかな。これ八戸のお土産ですね。
佐藤:アイスめちゃくちゃうまい!しばらく旅行行ってないからな~。
ーこのあたりを歩いていると行った気分になれますね。
佐藤:この辺りは鉄板焼きのお店がある。まあまあ値段も高いですね。
山田:色々あるね。ラーメン屋さんとかもある。美味しそう〜。
佐藤:本当だ、ここめちゃくちゃ美味いんじゃないですか?たまにはこういう散歩も良いですね。
佐藤:目的のない散歩も良いね。高架下もいいな〜、初めて来たな。
山田:うわ~、夜の街ってかんじだな~。それこそデートとかでしか来ないんじゃない?
佐藤:たしかに、ここは大人がデートで来るんじゃないですかね。
山田:彼に教えてあげようかなぁ。
ー「はじめてのデートで手を繋ぐか問題」の彼ですね。
佐藤:また話戻っちゃいましたね。繋がないというのは一つの誠意なんです。
山田:そう。一回くらい我慢した方が良いと思うんだよね。ちょっと肩がぶつかったとか、そのくらいが望ましい。
佐藤:ちょっと当たったかな?みたいなね。
山田:でも絶対わざとだったな、みたいな。
佐藤:(笑)山田さんの歌でいうと、「靴紐のほどける距離」ね!
山田:ゴメス(GOMES THE HITMAN)の歌の歌詞でありますね。そうだね、だからそのくらいの距離感がいいかなぁっていう、ね。
ーおふたりはお酒は飲まれますか?
佐藤:全然飲まないですね。
山田:僕も最近はあんまり飲まないですね。飲む機会がなくなったからね。最近、打ち上げの仕方とか忘れちゃったよ。
佐藤:はははは(笑)もうしばらくないですもんね。この辺は本当に良さそうなお店が多いですね。
山田:地方とか旅とか行っても、お酒とか美味しいものとかより、ホテルに温泉が付いてるとか、そういうのを見ちゃう。
佐藤:なるほど、外に出ないでいいような。
山田:今は、ホテルの中でどれだけ快適に過ごせるかになってきてて。今まではずっと家で仕事してたんだけど、隣町のビジネスホテルで缶詰になってやってみるとそれがすごく良くて。これ俺に合ってる!って思って。日々の由無し事から解放される。お皿とか洗わなくて良いしね。仕事だけ出来るっていう。
佐藤:気分転換にも良いですよね。僕は、だいたい家か喫茶店か局だから、そういうのもいいなぁ。
山田:家でもやるんだね。
佐藤:めちゃくちゃやりますね。本当はしたくなかったんですけど、コロナで会議がだいたいリモートだったから、家からやることが増えて。そのまま家で仕事もやってますね。こっちの会議に出ながらこっちの会議にも出たりもありますし。ずっと会議ですよ。
山田:その会議は色々なことがどんどん決まっていく会議なの?それともみんなで悩む感じの?
佐藤:どっちもありますね。決まっていくこともありますし。ものによっては1時間とかで終わるけど、う~んっていうやつは3時間くらいやって…。そういうのはきついですね。
山田:会議が重なるとね。
ーずっと何かを考え続けるお仕事じゃないですか。アイデアや企画はどういった時に出てくるものなんですか?
佐藤:ずっと考え続ける、それを続けるしかないですよね。でも僕は宿題を出された直後にすぐアイデアとかは書きますね。一番最初に思いついたことが結局一番面白いんですよ。
山田:うんうん、わかる。瞬発力が必要だよね。ホテルに缶詰で仕事しているときはすごく瞬発力が必要。明日のチェックアウトするまでに終わらせないといけないって思うし。完徹は無理だから3時まではやろうとか、30分仮眠しようとかね。
山田:そういえば、スピッツの新曲聴いた?
佐藤:いや、まだ聴いてないです。
山田:新曲、めちゃめちゃ良かった。
佐藤:本当ですか!スピッツは、ずっと良いな~。
山田:『きのう何食べた?』のドラマにもハマってて。1話ずつ見てるんですよ。あと、朝ドラ。
佐藤:朝ドラはよく見てるイメージだわ。
山田:朝ドラ見るようになってから、この半年、すごく調子が良いんですよ。生活のペースをキープしてくれるものが好きです。去年の5月からの『おかえりモネ』っていうやつは、朝昼夜3回みてました。
ーえ〜!1日に3回もやってるんですね。
山田:3回やってます。それで3回泣くっていう。この話めっちゃ良いー!って。15分しかないから集中力がすごいですよ。今はまた新しいのが始まったけど、上白石萌音さんとかもあまり詳しくもなかったのに、この一週間で大ファンになって。
佐藤:いいなぁ。どんな話だったっけ?
山田:うーん、そうだね。主人公に対して「頑張れー!」って思うかんじの話だね。
佐藤:親心ですね(笑)
左/EIGER Buffalo Leather、右/GLACIER Buffalo Leather
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